起床時の頭痛 | なごみブログから皆様へ日々配信

20代男性の方

症状： 起床時に１時間ほど持続する頭痛

必ず同じタイミングで繰り返され、頭痛としては一般的な緊張性頭痛の症状として現れていましたが、初期に行った筋骨格系を主体としたアプローチでは大きな改善がみられませんでした。

その背景を紐解いていった際、患者様の環境の主体となっている「大学」というものが大きく関与していました。

元々科学部の活動をしており、薬品の取扱をしていたものの身体に合わず休学をしている状況でした。

その後も体調が安定せず体重も大きく落ちてしまうほどの状態でしたが、これらの心理的なストレスを分析した結果、薬品の問題だけではなくサークル内での人間関係、周囲からのプレッシャーなども大きく反応として現れていました。

これらの自覚できない感情のストレスに対して施術によりアプローチしていった結果、次第に頭痛は落ち着き、体重も正常な値へと戻り、今では復学を決めるようになりました。

筋骨格系の症状だとしても原因は必ずしも同じ領域にあるとは限らず、今回の症状の場合心理的なストレスが大脳辺縁系に対して誤作動を引き起こし、頭痛のパターンを記憶してしまっていたと考えられます。